2004-12-23 第一話 夏色 でんしけん それは高2の夏休み。とあるよく晴れたくそ暑い日の出来事だった。 その日、みくはかわをつれ、嬉々として大きな鞄を我が家に持ってきた。 「やってみ?絶対お前ならハマる。」 そういって、俺が止める間もなく彼はドリームキャストを設置、電源を投入した。 Kanon 夏に似合わぬ雪景色。 なんじゃらほいと思ってみていたら 「うぐぅ」 俺は絶句した。 「まあ、やればわかる」 そういって彼は、1枚のCDRを置いていったのだった。 悲しくもキモイ俺の1年半が、ここから始まる・・・