複雑な世界、単純な法則 マーク・ブキャナン

帰省中に読んだ本。
複雑ネットワークの入門書といった感じか。
 
「世界中のどの人間も、6人程度の人間関係を介してつながっている」
というアイデアからランダムネットワークの性質を読み解く。
 
まだ途中までしか読んでいないが、数学的なアプローチはブラックボックス化して、全体を通して定性的に語っている印象を受けた。
その分読みやすいが、本気で科学やるには物足りないかも。
 
とりあえず読んでいて思いついたのがmixiと最近流行のバトン。
mixiは(まだ発達段階とはいえ)まさにスモールワールドのモデルになるだろうし、
バトンはバトンで伝播の軌跡をグラフ化すれば面白い結果が得られそう。
 
そういえば先日スラドでバトン≒チェーンメールって議論があったがそんなもんかね?
思うにバトンというやつは伝播する情報が質問であり、内容は個々の回答により作られる点で異なるように思うのだが。
 
俺個人としては、チェーンメールは一次情報源の確認が困難、若しくは確認により一次情報源の機能を阻害するのが最大の問題で、それさえなければ後は勝手にやってくれというのがホントのところ。
つまり「イラク戦争反対の署名」だとか「200匹の子犬達を助けて!」だとかは"悪質"で"排除すべき"だと思うけれど、棒の手紙みたいなのは勝手にやってくれというスタンス。
 
で、xxxバトンについては一次情報源云々いう問題は見受けられないし、blogのネタに困ってるときにはおいしいネタになりそうなのでよし。
回ってきた分についてはそのうち書きます。
 
回された人が迷惑?・・・あー気が向いたらそのうち検討します。