レイモンド・スマリヤン タオは笑っている 続き

上の消して書き直しても良かったんだけど、上の文章が何気に携帯の半角512文字制限ぴったりに収まってて、ちょっと消すのがもったいなかったのでそのままに。
 
全体的に興味深い内容だったんだけれど、表現でいくつか気になる点あり。
ニュアンスの違いが微妙で、文脈の意図の違いがわかりにくい単語の対比とか
原書(英語)ではどういう表現がされていたのか大いに気になる。
原題 Tao is silent が タオは笑っている と訳された点も興味深い。
読んでみないとわからないのだが、確かに「笑っている」という解釈でも違和感がない。
一方で、ネイティブじゃないのでsilentがどんなイメージなのか正確にはわかりかねるが
黙っている or 語らない なんて訳でもやっぱり悪くない気がする。
俺好みのタイトルにするなら「タオは黙して語らず」とかかな。
 
先日読んだ「哲学ファンタジー」は訳者が随所で注釈を入れていてくれたので助かったんだけど、今回はそれが一切無い。原書買って読む根性はないけれど、日本語訳について消化不良が起きたのは初めてなのでちょっと衝撃。
文学部とかで専門的に扱う人が原書講読とかするわけだねこりゃ。と変に納得。
とはいえ俺の英語力じゃ、原文読んでも納得できるのか大いに怪しいんだけれど。
 
まあなんにせよ、それだけ考える余地のある内容だったのは確か。
 
そしてどうでも良いけどタオが田尾に変換されるあたりが仙台チック。