MelitaとKono その1

というわけでメリタとコーノの飲み比べ。
抽出条件は
豆の銘柄:ブラジル。
挽き具合:中程度(いつも通り)、微粉除去は省略
豆の量 :1.5杯(約15g)
湯の温度:85℃
抽出量:マグカップ半分程度(メリタにあわせてコーノを調節)
 
抽出量はメリタの1x1フィルターで一回に抽出できる量に統一。
これは淹れ方の特性上メリタよりコーノの方が抽出量を調整しやすいため。
また、苦みの比較を重視するために微粉除去は省略。
微粉を除去すると雑味が減って味わいはクリアになるけれど、同時に苦みも弱まるので、今回は苦みの差を際だたせる意味でもあえてそのまま抽出することに。
 
下準備が整ったら、早速抽出へ。
まずは連続して蒸らしを開始。
30秒程度して豆が膨んだら、メリタに注湯。
メリタ式の淹れ方に従って、フィルターの縁まで湯を注ぐ。
コレでだいたいマグカップ半分のコーヒーが入る。
続いて、コーノの抽出を開始。メリタは注ぐだけなのでタイムラグはほとんどなし。
いつも通りに3回程度に分けて注湯。
ただし今回はいつもより量が少なめ(普段はカップ1杯分ずつ淹れるので約半分)
だいたいメリタの抽出が終わった10秒後くらいにコーノの抽出が完了。
 
そして問題の味の方は・・・
 
やっぱりメリタの方が薄い!
 
もう少し細かく言うと、メリタは苦みも雑味も押さえられて、全体的にふわーっとした感じの味。雑味が押さえられて丸い味わいになっているものの、印象が弱くやや曖昧に感じる。
一方のコーノは、苦みがきっちり出ていて、はっきりした味。苦みにキレがあるので飲んだときの印象は強いが、同時に雑味も際だっている感はある。
 
俺としてはやっぱりコーノの味の方が好み。
メリタはもう少し豆を増やせば良い感じになるかもしれない。
本来メリタは8g単位、コーノは10g単位で豆を調整するので、メリタの規定量は俺の好みよりずっと薄いことになる。不思議。
 
事項では、この味の違いの理由をもう少し詳しく検証してみる。