無線と環境とブラックボックス

最近ファイルサーバーが死にかけたり、無線LANルーターが導入されたりと、部室の電算機周りで様々なイベントが発生している。
そんな中で思ったことを綴ってみる。

  
部室のPCとネットワーク環境は1年半ぐらい前に先輩方が構築したモノ。
当時の管理規定は「勝手にいじるな」「何かあったら詳しい人に聞け」。
確かにとてもシンプルかつ確実。
でもここ1ヶ月ぐらいでちとそのシンプルさの問題が見えてきた。
 
事の発端はファイルサーバーの不具合。
HDDから異音がする時点で原因も対策も明らかなのだけれど、問題はこれがブラックボックスだったこと。ついでに気づいたのだけれど他のクライアントマシンもきれいにブラックボックス。よく考えたらリカバリCDの場所すら誰も知らない。
そのあと見つけたけれど、果たして今の環境を再構築するのに十分な道具がそろっているかと言えば、多分足りない。
 
実はこれ、結構危うい状態だよね。
 
これまで俺も
「小規模なシステムなら詳しい奴2,3人いれば大概の問題には対処できるだろう」
と考えていた。
 
でもここ最近になって事はそんなにシンプルじゃないことに気付き始める。
 
多くの場合管理対象は自分の私物ではなく、かつ管理対象の障害は目的業務に直接影響する
 
たとえば、バイト先のサーバーは当然俺のモノじゃないから下手にいじることは出来ない。しかもそれは研究に使われているわけで、適切な対策を採らないと二次被害を生じる危険性もある。なれ合いでダラダラ使っているとはいえ、部室のマシンだって同じ。
 
自分のマシンを再セットアップして実験レポートが無くなっても困るのは自分だけど、うっかり部室のマシンを入れ直して活動上重要なメールが消えたとか言ったら洒落にならない。
 
そこまで慎重にならなくても と思うかもしれないが、いざ何かした後に予期せぬトラブルが起きてからではどうにもならない。
そして予期せぬトラブルは、憶測や手探りで行動する場合特に起こりがち。
 
にもかかわらず現在、俺は手探りでファイルサーバーを修理しようとしているわけです。
 
さあ問題はどこにある?