トリュフ

何かがひらめいた。うとうと眠くて半眠りしていたら突然光が差した。
いや別に何もすごいことではないのだが、個人的には驚愕した。
オレの中で全米が驚愕した。プレデター級の恐怖とボルケーノ並のパニックだ。
もったいつけてると読者が他のページに行きそうなのでそろそろ結論を言うと
トリュフには二種類あるということだ。
恥ずかしながら今まで全く意識していなかった。
今までは、無意識のうちに文脈上の判断でブタが探してくるキノコとココアをまぶした高級チョコボールを脳内で使い分けていた。それこそライディーンとライデインを間違えないぐらいの勢いで別物だと思っていた。だが先ほど唐突に気付いた。
トリュフ
トリュフ
同音異義語である。箸と橋、雨と飴である。或いは海老原と蛯原か？
どっちもマトモに食った覚えがないから認識が甘かったこともあろうが同じ発音である。
バレンタインに縁のないかわいそうなオジサンたちなら間違えかねない。
いやむしろオレだってgoogleで調べて確認してしまった。
どこぞのおバカなテキストサイトにあったバレンタイン記事に触発されたこともあったがちょっとばかし驚いた。あまりに動揺したのでバイト先でもらった明治ハイミルクチョコレート(無包装）を囓りながら心を落ち着けた。
なんというか、高3だから3年前の2月14日、無包装パッケージむき出しのチョコレートがおもむろに靴箱に放り込まれていたとき以来の驚愕である。（未だに誰の仕業か不明。10年後ぐらいにドラマティックな展開で真実が語られることを期待中）
　
興味のない分野で突然の発見があると、驚く。
　
閑話休題。
ここでふと、毎年妹からもらったと自慢してくる悪友の顔が思い出された。本当に毎年もらって毎年自慢してくるかは定かではないが少なくともそういった不快な記憶があるのでされたことはあるはずである。結局のところ身内からしかもらえない以上彼だって負け組な訳だが、そんな彼もこの事実を聞いて驚くのではないかとふと思った。いまは実家に強制送還されてある意味血のバレンタインな気がするが、今度教えてやろう。
ところでもう16日である。何故私は今更バレンタインネタでバカなテキスト書くなんて負け組なコトをしているのか。謎である。
これもすべてトリュフに問題がある。あの高級チョコボールである。
来年は是非、ココアをまぶした高級チョコバットをフォアグラと称してプレゼントして欲しい。キャビアでもいい。
　
最期に、時代の波にのまれた神父様に敬意を表して今日は床につきたい。
チョコレート食べたら歯を磨け。眠る前にも歯を磨け。