iPodにLinux 第1段階 USBKnoppixのインストール
ふとした思いつきで、引き出しの奥に眠る液晶割れiPodを有効活用してみることにした。
USBメモリからKnoppixが起動できるなら、理論上はiPodからも出来るはず。
しかも20GBHDD搭載のiPodなら、/homeの容量などで明らかなアドバンテージを得られるに違いない。
ちなみに今回の目的は、iPodを"LINUXのブートディスク"として利用することであり、最近ブームのiPodLinuxをiPod上で稼働させる系の話ではないのであしからず。いかんせん液晶割れ画面表示機能壊滅なmyiPodではPodZillaの画面を拝むことすら出来ないので。故にiPodのファームウェアや内部アーキテクチャなどには一切言及しない。また使用後のiPodが音楽再生その他の機能を維持するかどうかにも頓着しない。というか画面が見えないので確認しようがない。その辺適当によろしく。
で、今回は野望の第1段階。
最終的にはKnoppixを再構成して導入したいわけだが、現段階で第4世代iPodによるLinuxブート実績は見つからなかったので、まずはbootが可能かどうかを確認することにした。
さしあたってはUSBLinux(USB-Knoppix ?)のイメージを入手し、CDからブート。
インストールスクリプトが提供されているのでそこからインストールしようとしたがうまくいかず。とりあえずパーティション構成を疑ってみる。
手元のiPodは20GB
しかし安定動作を狙いまずはFat16+syslinuxでファイルシステムを構築することに。
1GBの領域を作成して再度インストール。
インストール自体は無事終了。
続いてBIOSの設定を変えてUSB HDDからブートしてみる。
何度かBIOS設定周りで失敗するも、最終的にはブート成功。
見事iPodからknoppix3.6がブートしてくれた。
ちなみにFAT32+grubでも試してみたが、ブートの段階でうまくいかなかった。
原因は今のところ不明。
まあ参考までに例によって行ったことのメモ
#fdisk -l /dev/sda
USBHDDは/dev/sda として認識されていた。このコマンドでパーティションが見られる。
#fdisk /dev/sda
これによりfdiskのコンソールが開く。ここから今回は1GBのFAT16パーティションを作成。
#/cdrom/tool/install
USBKnoppixが予め用意していたインストールスクリプト。
FAT32とオプションをつけることでGrubインストールも可能。
まあなんにせよ、iPodからもLinuxブートが可能であることは確認出来た。
これで携帯Linux環境が手にはいるわけで、またひとつ世界が広がりそう。
次回 第二段階に続く。