飲み比べ -焙煎編-

とりあえず連休ということでたまには趣味っぽいことをしてみる。
焙煎できるようになってから試したいこととして

  • 豆の種類による味の違い
  • 焙煎度による味の違い

の二つを確かめたいってのが大きな目標
で、今回は3種類の銘柄を用意してみた。
 

ブラジル

世界一の生産量を誇るブラジルの豆。
味は苦みが適度にあり酸味は抑え気味、バランスの取れた銘柄と評判。
極端な癖がないためにブレンドにもよく使われるとか。
実際これまで飲んできた感じでも「良きも悪きも無難」という印象がある。
やや青臭さがあるため浅煎りだとたまによろしくないこともあり。
今回使ったのはブラジルNo.2 一級品なので欠点豆は少ない。
機械処理しているからかハンドピックでは割れ豆、貝殻豆の割合が大きい。

 

キリマンジャロAA

酸味で有名なタンザニア産の豆。
一般に言われるように良質の酸味を有する。
ほどよい中煎りでは甘み、酸味、苦みのバランスが絶妙で、個人的にはかなり好きな銘柄。深く煎ると酸味が薄れてバランスが崩れるので、焙煎はほどほどがよさげ。
AAというのは最高等級で、実際欠点豆の混入はあまりない。
粒の大きさがやや不揃いで、ピーベリーも目立つ。とはいえ今回の3銘柄のうちでは、一番欠点豆が少なかった。

 

マンデリン

インドネシア産の豆。
甘い香りと強い苦みが特徴。
独特の苦みを活かすために深めの焙煎で流通することが多い。
これまで3回焙煎したが、浅煎りでは確かにイマイチ。
厳しい気候条件のため豆の品質は他2種と比べやや落ちる。
実際粒がかなり不揃いで欠点豆もかなりあった。
ハンドピックにより4割ぐらいがカビ・虫食い・割れなどにより除去された。
残った生豆を見てもあまり良い印象は受けない。

 
まずはこれらを焙煎。
豆の特徴を活かすためまずはどれも浅煎りで。
ブラジル・キリマンジャロはどちらも8分ほどで1ハゼ開始。そして2ハゼ開始直前、およそ10分程度で焙煎を終了する。だいたいミディアムローストといった感じ。
マンデリンは一度目の焙煎は考え事をしていたせいで焙煎が行き過ぎ。
フルシティ辺りまでいってしまいハンドピックからやり直し。結果として7分ごろ1ハゼ、2ハゼ開始の9分ぐらいで焙煎終了となる。

明日はこれらを飲み比べてみる予定。