複雑な世界、単純な法則 その2

途中まで読んで放棄していたので読書再開。
中盤に入り複雑ネットワークの具体例に言及しはじめた。
川の支流の流域面積や人間関係、或いは論文の引用件数の分布とか、
見方によってはどれもインターネットと同質のネットワークに属するらしい。
 
巨大な複雑系のなかでも本質的な性質に作用する要素はごく一部だとかなかなか興味深い。
全く違う場所、全く違う環境で同じような結果を出しているモノってのは数多くあると思う。中にはちゃんと理屈づけられるものもあるけれど、そうでないものがほとんど。
たとえば、人のコミュニケーション手段があらゆる文化圏で言語になった理由とか、
形は違えど宗教という、実在を確認できない概念に対する信仰(形式や生活に対する捉え方は千差万別だけど)が何処の文化にもあることとかね。
主に人の文化に関することが中心だけど、前々から不思議だったことは多い。
(生物とか地形とかはなんだかんだで理系の理屈が通用するからという面もある)

そういったかねてからの疑問に対する答えの片鱗が垣間見えた気がした。
 
とはいえ頭が激しく疲れたのでまだ読み途中。(飲み会の時間がきたこともあるけど)
続きはまた次回。