地震発生件数の推移
先日の地震もあいまって、「ここ数年地震多いな」と思ったけどなんでそう思ったのかをちょっと追求してみた。
まず気のせいじゃないかどうかを確認。
歳とって世の中の動きをちゃんと知るようになったから、体感的に地震の件数が増えたんじゃないかっていう仮説。
そこで実際に地震の件数を10年ごとに調べて実際のところを検証。
出典はWikipedia。
まあただのチラシ裏だし信頼性云々は適当に。
カウントされる地震の基準は
* 日本を震源とする地震で死者1人以上のもの、または最大震度が震度6弱以上のもの、またはマグニチュードが7.0以上のもの。
* 日本国外を震源とする地震でマグニチュードが8.0以上のもの、またはM7.0以上で死者・行方不明者10人以上のもの、または死者・行方不明者100人以上のもの。
* 群発地震や無震帯で起こった地震など、特記すべき地震。
んで件数は下表のとおり
年代 | 1910 | 1920 | 1930 | 1940 | 1950 | 1960 | 1970 | 1980 | 1990 | 2000 |
件数 | 6 | 6 | 12 | 13 | 8 | 13 | 5 | 5 | 9 | 17 |
とまあこんな感じ。
確かに90年代よりも2000年代の方が多い。ていうかまだあと1年半あるにもかかわらず倍近い。
過去の発生件数は記録の正確さとかで多少のバイアスがあるかもしれないけれど、それでも過去100年中ダントツの件数。
少なくとも90年代と比べて多いのは確実。
さらに特筆すべきは2000年代における宮城県。
17件中、4件において震源もしくはおもな被害地域が宮城県内に存在する。
地域別でみると次に多いのが北海道の3件、次いで新潟県の2件。
僅差だけど多いことは多い。
しかもうち1回は前身・本心・余震と震度6クラスが3連続で来た宮城県北部地震。
都合6回ほどよそ様に心配されそうな地震が来ているわけで、やっぱ多いと言って恥ずかしくない件数です。
そりゃあ多いと思うのも無理無いってもんですな。
来る来るといわれ続けた静岡は依然平和なのに、何故宮城はこんなにアグレッシブなんでしょうか。
北部地震の頃に「これじゃ静岡から脱出した意味ないね」とか冗談半分で言っていたけれど、むしろ逆効果です。
(あげく最近はそんな軽口も、友人知人やその実家が被害を受けていたりするので言えなくなってきてます。)
しかしまあ、なんというか、実感以上に地震が多くてびっくりです。
数字で調べてみて、改めて地震大国だなぁと思ってしまいました。
地震大国震災列島な以上、地震は不可避ではありますが、件数こそ増えても被害は減ることを祈るばかりです。
今回の地震についても、被災地の一日も早い復興をお祈りします。