J.S.ヤング,W.L.サイモン  iCon Steve Jobs -偶像復活-

一度は発禁騒動もあった非公認の伝記。
スティーブ・ジョブズの半生、アップル創設から退陣、ピクサーを経て再びアップルに返り咲くまでが記されている。
 
 筆者は信者でもアンチでもないらしく、褒めるところは褒め、貶すところは貶すある意味平等な視点でジョブズ像が描かれている。
 
 前半はスティーブ・ウォズニアクと共にアップルI,アップルIIで革命を起こすサクセスストーリー。ジョブズとウォズぞれぞれに対して、スティーブという呼び方が混同されてややこしかった。
 続いてはLisaの失敗とMacintosh、そしてジョブズ追放までの話。そして追い出されたジョブズがNextやPixerで何をしていたか。この辺は知らないことだらけではあるけれど、すげーっていうよりはあぁーって感じ。でも「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」を制作したPixerにジョブズが一枚かんでいたってのは驚きだった。
 そしてジョブズがアップルに帰ってきてから、ここ最近の成功の話。iTunesiPod、仙台アップルストアにあそこまでミーハーが集まる理由を作ったエピソード。
 
 最後に、これからのアップル。
 
 人生で初めてマトモに触ったPCがMacintoshIIviで(ホントの初めてはPC88だけど4才か5才の頃だったからゲームしかしてない)、中学時代windowsに移行するときけっこう苦労した身としてはけっこうAppleに思い入れがあったりするので結構楽しめた。
 
 今度は以前途中放棄した アップル薄氷の500日 が読みたい。