対障害設計

 主に、故障そのものを起こさないフォールトアボイダンスと、
 故障発生時に問題を拡大しないフォールトトレランスの2つに分けられる。

フォールトアボイタンス

 機器故障が起こらないよう高品質なものに投資するなど障害自体を減らす管理手法。一般にコストがかかるのが難点。

フォールトトレランス

 故障が発生することを前提として、故障時に問題を可及的速やかに解決できるよう管理する手法。

フェールセーフ

 故障発生時に代替機に処理を委譲する、データをバックアップするなど、故障の被害を最小限にとどめる方式。
 特に処理を代替機に引き継ぐことをフェールオーバという。

フェールソフト

 故障発生時に核となる機能を損なわないための技法
 CPUの処理能力低下時に、優先度の低いプロセスをカットして基幹業務に支障が出ないようにするなど、業務全体に対する影響度が大きいシステムを生存させる方向に機能する。

フールプルーフ

 人為的ミスによるデータ破壊を起こさないように予防するシステム。
 入力時のエラーチェックやインターフェースの最適化などが主な手法。