本多孝好 Fine Days

Fine days―恋愛小説作者: 本多孝好出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2003/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (84件) を見る 久々に読書。 4本構成の短編集。 副題は "恋愛小説" だけど、あんまりそういう感じはしない。 どれも…

村山由佳 優しい秘密

おいしいコーヒーのいれ方 (8) 優しい秘密 (集英社文庫)作者: 村山由佳,志田光郷出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/06/28メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (52件) を見る 最近本のカテゴリがなかったのは読む冊数が減ったのと読んでも書…

さおだけ屋は何故つぶれないのか

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)作者: 山田真哉出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/02/16メディア: 新書購入: 10人 クリック: 331回この商品を含むブログ (1047件) を見る この物語はフィクションです。実際の人…

森博嗣 封印再度 -who inside-

カラオケでオールして帰宅。とりあえず寝ようと思った。 が、入浴後ベッドに入ったら動悸が激い上手にしびれを感じる。 明らかにカフェインショック。9割9分ドリンクバーで飲みすぎたコーヒーが原因。 そんな状況で眠れるはずもなく仕方ないので読みかけのこ…

カフェインの科学

カフェインの科学―コーヒー、茶、チョコレートの薬理作用作者: 栗原久出版社/メーカー: 学会出版センター発売日: 2004/05メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (5件) を見る 試験期間中に購入した本。 毎日コーヒーのむうえ、飲まない日は頭…

森博嗣 詩的私的ジャック

詩的私的ジャック (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/11/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (176件) を見る 試験期間ほど読みたくなるこの不条理。 今回の話は今までと違ってずいぶんと俗っぽいとい…

森博嗣 笑わない数学者

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/07/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (220件) を見る これで森博嗣は7冊目。 ミステリーだけだと3冊目だが、だんだんとト…

東大生が書いたやさしい株の教科書

東大生が書いたやさしい株の教科書作者: 東京大学Agents出版社/メーカー: インデックス・コミュニケーションズ発売日: 2004/06/07メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 8回この商品を含むブログ (56件) を見る 読書の冬。雑学の冬。 小説ばっかり読ん…

恩田陸 ねじの回転(下)

ねじの回転―February moment (下) (集英社文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (97件) を見る そのまま下巻も一気に読破。 でも後半から終盤に行くにつれてちょっと先細りな…

恩田陸 ねじの回転(上)

ねじの回転―February moment (上) (集英社文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (120件) を見る ずっと森博嗣なのもアレだし、買ったまま未読だったので読んでみる。 そして…

森博嗣 冷たい密室と博士たち

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/03/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 60回この商品を含むブログ (231件) を見る S&Mシリーズの第二作。 本来は森氏の処女作だが、出版の都合で二作目に改筆されたと…

森博嗣のミステリィ工作室

森博嗣のミステリィ工作室 (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/12/14メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (35件) を見る 本人曰く"作品自体に作者のニオイを残したくない"森博嗣が 本人曰く"作者のニオイ…

森博嗣 ナ・バ・テア

ナ・バ・テア (中公文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/11メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 47回この商品を含むブログ (208件) を見る 帰仙する電車の中で読んだ。スカイ・クロラの次作。 ただし続編ではなく、時間的には一段階…

森博嗣 スカイ・クロラ

スカイ・クロラ (中公文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/10メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 212回この商品を含むブログ (420件) を見る 実家で読んだけどここに書いていなかったのを思い出す。 森博嗣だけどミステリィじゃな…

森博嗣のミステリィ工作室

S&Mシリーズの続巻が地元の本屋になかったので適当に購入。 作者がつれづれと綴る諸々のオハナシ。 彼自身は作品と作者を切り離して考えたいらしいのだが、 俺好みの文を書く人間には興味があるのでこの手の本は好きだったり。 工学部の助教授なだけあって感…

2005年の読書録

今年買ったor読んだ本 57冊。 年50冊が目標だからぎりぎり。 でも買っただけで読んでない本があるから実質45ぐらいか? 今年一番はスマリヤンの「タオは笑っている」 二番はマークブキャナンの「複雑な世界、単純な法則」 三番は川端裕人の「The S.O.U.P」か…

森博嗣 すべてがFになる

理系作家とかよく言われる森博嗣。 確かに理系です。 しかもこのミステリーはものすごく情報屋さんの畑。 あんまり言うとネタバレになるから言わないけど、情報屋には解きやすい謎。 久々に「ぜったいこれだろ!」「やっぱり」な展開で楽しめました。 それな…

銀色夏生 庭が出来ました。

筆者の自宅の庭ができるまでと、出来てからの四季の変化を写真に納めた一冊。 だらだらと眺めているだけでも結構楽しい。 同じような作品に「家が出来ました」もあったり。 ただ、こういうひたすらきれいな空間を収めたモノよりも、 個人的にはTokyoStyleみ…

J.S.ヤング,W.L.サイモン  iCon Steve Jobs -偶像復活-

一度は発禁騒動もあった非公認の伝記。 スティーブ・ジョブズの半生、アップル創設から退陣、ピクサーを経て再びアップルに返り咲くまでが記されている。 筆者は信者でもアンチでもないらしく、褒めるところは褒め、貶すところは貶すある意味平等な視点でジ…

恩田陸 三月は深き紅の淵を

以前から気になっていた一冊。 幻の小説「三月は深き紅の淵を」を巡る4編。ということだったので、 無限に入れ子構造が続くメタな小説家と期待していたのですがそういうわけではなかった。 まあ、市販されている時点で「幻の小説」ではないわけで、当たり前…

吉田直 Trinty Blood Canon -神学大全-

久しぶりにスニーカーですよ。 今更ですが故・吉田直氏を読み返してみる。 そしてやっぱ、よく練られてるよなと思う。 遺稿と、残されたメモから復元された世界観とやらは 思いの外緻密で、かつ、新たな謎を提起してくる。 有名人の急逝に衝撃を受けたのは吉…

 ミシェル・オンフレ 反哲学教科書

半分ぐらい読んだところで紛失。凹む。 たぶん講義棟に忘れていったので教務あたりにないかと希望的観測。フランスだとこんな本が高校の哲学教育で使われているらしい。 ホントかどうかは不明だし、そもそも哲学教育ってのがなんだかよくわからないので、 実…

スティーブン・ストロガッツ SYNC -なぜ自然はシンクロしたがるのか-

携帯から更新したら下半分が切れた・・・非線形力学の第一人者、スティーブン・ストロガッツが自身の研究について綴った一冊。一般的な読者のために数式を用いず開設したとのことだが、難解。 自然界の不思議を「同期現象」という切り口から解き明かしている…

Head First Java

ちょっとした都合でJavaを学ぶ必要が出てきたので学習開始。 書店でいくつか専門書を見繕ったけど、手っ取り早く概要を理解するにはこいつが一番よさげ。 また友人に「真似すんな」とか言われそうだけど気にしない。 "オブジェクト指向"なるモノの概念は前に…

金子勇 winnyの技術

ようやくアマゾンから来ました。 発売日から一週間ぐらいの間、市内の本屋はどこにもなくて、 さらにアマゾンでも「1週間から10日以内に発送」という品薄具合。 結局手元に来たのは初版第3刷。つまり半月で2回の増刷をしているわけだ。 まあ、話題の本だか…

D.Q.マキナニー 論理ノート

何となく論理学っぽい本が読みたかった。 論理の基本原理を解説した一冊らしいが、どちらかというと論理学への入門というより、日常的な議論においていかに論理を活用するかに重点を置いている感じ。 だからなのか、 「AまたはB」とは AかBのうち、"どちらか…

川端裕人 The S.O.U.P.

ネットワーク犯罪を扱ったSFライクなミステリー。 でもそこいらの奴とはちょっと違う。 何が違うって、専門用語を躊躇無く使っているところ。 この手の話はたいてい、技術周りの話はごまかすかでっち上げるのが常だけど、 こいつはそれなりに納得のいく解説…

本多孝好 MOMENT

先週は問題集ばっかりだったので小説が読みたかった。 これまた短編集。 主人公は病院の掃除夫。そして実は必殺仕事人もどき。 病院というある種特殊な空間と、死を目前にした人間て奴の特性をうまく描写してると思う。 一見ただのいい話に見えて実は結構ミ…

村上春樹 東京奇譚集

友人に「工学部なら村上春樹よりスティーブンストロガッツ読め」とか言われたけど春樹。 アレだろ?両方読んでりゃ文句ないだろって奴だ。 とりあえず新刊の短編集。 カフェイン過剰摂取しながら講義中に読んだらちょっと春樹酔いした。 なんかよくわからな…

レイモンド・スマリヤン タオは笑っている 続き

上の消して書き直しても良かったんだけど、上の文章が何気に携帯の半角512文字制限ぴったりに収まってて、ちょっと消すのがもったいなかったのでそのままに。 全体的に興味深い内容だったんだけれど、表現でいくつか気になる点あり。 ニュアンスの違いが微妙…